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後悔と不満の原因と対処法
いままでに次のような経験はありませんか?
・なぜか後悔する行動をしてしまった
・わかっていても後から後悔してしまう
・いつもなにかに不満をもっている
・イライラして仕事に影響がでる
今回は、なぜ人は後悔したり、不満を抱いてしまうのか?なぜわかっていてもそういう行動を取ってしまうのか?
その説明と対処法について説明していきたいと思います。
後悔
後悔とはどんな感情なのか?
後悔とは、あなたも過去にしなかったことやしたことを悔やむ感情です。
なぜ、あのとき〜しなかったのだろうか?とか
なぜ、あのとき〜してしまったのだろうか?という感じです。
ほとんどの場合、後悔することによって人は学び、改善して成長することができるので、よほど大きな場合(例えば犯罪など)以外はそこまで気に病む必要はありません。
むしろ、後悔をこじらせると、仕事や勉強、生活においての判断やパフォーマンスが著しく落ちるので、即刻改善していかなければいけません。
そもそもどのような時に後悔がおきるのか?
前項でも説明した通り、可能性があったことをしなかった、もしくは選んだ結果悪い結果になった時に「あの時、これをしていたら」「あの時〜しなかったら」と振り返った時に後悔がおきます。
また、熟考せずに選んだ選択肢で失敗をしてしまった際におきます。
つまり、回避できたであろう損失を被った時や、得られたであろう利益が得られなかった時に後悔がおきます
どう対処したら良いのか?
後悔ほど人間的な感情もないです。イメージする力があるから後悔を感じてしまいます。
しかし、まず前提として「可能性の世界を選んだときに起きたであろうネガティブもポジティブも、選択しない限りは体験できないからありもしない可能性のことを考えること自体が無意味である」と知る必要があります。
少し難しいですが、簡単にいうと、自分が選びたかった選択は、実際に経験してみないと、本当に良いものかどうか分からない。つまり、「ああしとけばよかったあ〜」ということ自体が無意味だということです。
初めて牛丼を食べる時、吉野家か松屋で迷って、結局松屋に入って後悔した場合、「吉野家のほうが美味しかったかもしれない。吉野家にしとけばよかった〜〜」というのは無意味だということです。吉野家の方が美味しいということが分からないからです。
なので、隣の芝を考えるのではなく、現実世界にいい判断を下すことを意識することです。
例えば、「データを取って判断する」とか「客観的な指標を用いる」とかです。
また、全く新しい分野の判断をしないといけない時は、「失敗することを前提に判断する」ということも重要です。
そうして経験としてのデータを集め、次により良い判断ができるようにしていっきます。
重要なのは、今選択した道を可能性の世界と比較するのではなく評価して次の判断につなげることです。
後悔は世の中でどのように利用されているか?
「後悔」という感情は、現実世界でもっともビジネスに利用されている感情です。それは、人を簡単に誘導できて、売り上げに直結するからです。
その方法としては、すでに悔やんでいる、過去の後悔を言語化させることでできます。また、可能性の世界で得られたものを提示することでも簡単に利用できます。
宝くじのCMなどで「買っていたら当たったかも?」と想像させるものは、後悔を引き起こさせています。
また、某保険のCMでガンになった人へのインタビューをして、実際にガンが誰にでも起きることを示唆しつつ、保険に入らないと後悔しそうだと不安を煽ったものになっているのもそうです。
あとは、JAFや借金の過払金などのCMもその一種です。
不満
不満とはどんな感情なのか?
胸が苦しく、暗い気持ちになります。また、抑圧されているように感じます。
他人に対しての不満と現状の自分に対する不満の2つが存在する。
どんな時に起きるのか?
「不満」とは、今ある現状に納得いかず物足りなさを感じるときにおきます。その原因は自分だったり他人の両方でおきます。
だいたいの人は、不満を持っています。例えば、人間関係やお金、仕事、自分の能力や周りの環境です。
フラストレーションと言われる理想と現実にギャップが存在する時に不満がおきますが、この不満という感情は、時に成長するパワーにもなるし、そのフラストレーションに耐えられなくなる負荷の両方になります。
なので、対処法を知って自分のプラスにできるようにしていきましょう。
どう対処したら良いのか?
まずは、自分の考えかたから変えなければいけません。
⒈他人に対しての不満では自分は常に標準であるという考えを捨てること。
他者への不満は、自分が標準であるという思い込みの前提から生じます。その思い込みは、自分を基準に周りと比較し、「あいつは〜」とか「あのグループは〜」というように生じます。
また、自分の悪い点と相手の良い点を見ることによってギャップがあるように思い、不満が出てきます。
例えば、「俺は年収500万円だけど、同じ部署のあいつは900万円だ」とかです。これも、年収という一つの指標でしかみれていないですが、もしかしたら、900万円の人はポジションに役職が付いている可能性がありますよね。
また、「俺はいじめられっ子なのに、あいつはクラスのみんなからモテモテだ」という感じです。これも、自分の悪いところと相手の良いところを比べることで不満(フラストレーション)が生まれるのです。
そのため、一切自分が標準で、比べることをやめることが一番の対処法です。
⒉どのようにしたら改善されるか?を考える
自分の現状に対する不満も同じで、不満を言っていても現状は変わりません。そのため、何が嫌か、ではなくどうしたいのか?という
理想を決めて、理想に変えていくエネルギーにすることが重要です。
これは、メンタリストのDaigoさんの考え方がおすすめなので、紹介しておきます。(以下抜粋)
初めていじめっ子に対抗した時、自分が行動を起こせば自分に対する目が変わると気づきました。
そして、今までの自分を全部変えていったんです。
こういう風に紙を半分に折って、左側に今までの自分を書くんです。
・太ってる
・メガネ
・成績は下から3番目
全部書くわけです。自分の嫌な部分を全部書くんです。
そして、逆を折った紙の右側に書く。
・メガネの逆は、コンタクト。
・太っているの逆は、やせている。
・下から3番目逆は、トップ3
絶対達成してやろうと、自分で行動すれば、周りの目線は絶対変わるはずだと思って、行動していったわけです。
(引用先:https://matome.naver.jp/odai/2141595942281063801)
不満は世の中でどのように利用されているか?
不満を引き起こすためには不満を感じるであろう問題の指摘を行うことで、ビジネスに利用されています。相手がまだ気づいていない、気にしていない問題点や不便な点を指摘します。
マーケティングの基礎は、顧客に不便であることに気づいてもらうということです。
ZOZOTOWNはCDって重いし、通販で買った方がいいよね?ということで起業して今では、服を通販で購入することは一般的ですよね。
また、コンサル会社は、「市場調査とか、新しいプロダクトを自分たちだけで成功させることって面倒だよね」という不満から利益を生み出しています。
あったらより便利なものや他の人がすでに使っていて快適なものを伝えることも、不満を引き起こすきっかけになります。
なので、自分が不満に思うことやそれを解決することは、ビジネスをする上ではかなり重要なことと言えます。